お歳暮・冬ギフト特集2024

お歳暮のマナーと豆知識

• 1.お歳暮とは？

  お歳暮は、一年の感謝を込めてお世話になった方々に贈る贈り物です。もともと「歳暮」とは年の暮れを意味する言葉で、江戸時代の「歳暮回り」という風習が起源です。当時は手土産を持参して感謝を伝えていた習慣が徐々に変化し、現在の形に発展しました。お歳暮は一度きりではなく、継続して毎年贈る習慣があるので、お互いに負担にならないよう、無理のない予算で続けるといいでしょう。

• 2.お歳暮を贈る時期は？

  お歳暮を贈る時期は、地域によって異なりますが、東日本では11月下旬から12月20日、西日本では12月13日から20日が目安です。最近では地域関係なく、早期割引を実施する百貨店なども増えているので、全体的に早まっている傾向にあります。年末は帰省やご旅行などで長期期間家を空けられることも考えられますので、ギリギリを避け、早めに手配することで先方にも喜ばれます。

• 3.お歳暮の選び方

  お歳暮は、贈る相手の好みに合った品物を選ぶことが基本ですが、年末の集まりを考慮し、みんなで楽しめる鍋やスイーツ、海鮮ギフトなどが特に喜ばれます。贈り物に迷った場合は、消耗品やカタログギフトを選ぶのも安心です。

• 4.お歳暮の相場は？

  お歳暮は、贈る相手や関係性に応じて3,000円から5,000円程度で贈るのが一般的です。ただし、特別にお世話になった方には、5,000円から10,000円程度の品物を選ぶこともあります。お世話になった方には良いものを贈りたいと思うと、つい高額になりがちです。しかし、目上の方にあまりにも高価な贈り物をするのは、かえって失礼になることがあります。一般的な相場の範囲内で、無理のない予算で続けることが大切です。

• 5.喪中の方へのお歳暮は？

  喪中の方へのお歳暮は、感謝の気持ちを表す贈り物であるため、基本的には贈っても差し支えありません。しかし、相手が忌中、つまり四十九日法要前である場合は、贈るのを控え、法要が終わってから贈るようにしましょう。お歳暮の時期が過ぎてしまった場合には、表書きを「寒中見舞い」とし、水引のない無地のかけ紙や短冊のしを使って贈るのが適切です。相手の状況に配慮し、心遣いを込めた贈り物を心掛けましょう。

• 6.お歳暮の返礼マナー

  お歳暮が届いたら、まずはお礼状を送ることが基本的なマナーです。お歳暮は日頃の感謝を表す贈り物であり、お返しは基本的に不要です。ただし、お返しをしたい場合には、受け取った品物の半額から同等程度のものを「御礼」や「寒中見舞い」として贈ると良いでしょう。お礼状は「無事に受け取りました」という報告の意味もあるため、できるだけ早めに送りましょう。親しい相手であれば、電話やメールでお礼を伝えることも可能ですが、感謝の気持ちはしっかりと伝えることが大切です。